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【最高の体調】おすすめの自己啓発本 ~書評・感想

おすすめの自己啓発本、【最高の体調】

この本の目的は、日々の不満や不調を根こそぎ解決し、最大のパフォーマンスを引き出す手伝いをすること❞と宣言されている通り、この1冊を読めば本来の自分を取り戻すきっかけになるかもしれませんよ!

 

 

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 「文明病」という考え方 

本書では、現代人が抱える問題の共通項を「文明病」としてとらえており、

「文明病」とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状❞

と定義づけています。

そして、

❞問題の原因は「自分」にあるのではなく、「人類の進化と現代のミスマッチ」にある❞としています。

つまり、

  • ❞自分の抱える問題について、どこに遺伝のミスマッチがあるのかを特定する❞
  • ❞ミスマッチを起こしている環境を、遺伝に沿うように修正する❞

というステップを踏むことが、問題解決につながるということですね。

 

人類の進化と現代のミスマッチ

では次に、
どんなことが「人類の進化と現代のミスマッチ」なのかについてですが、本書では

  • ❞古代より、多すぎる
  • ❞古代より、少なすぎる
  • ❞古代には、存在しなかった新しいもの

であるとされています。

そしてこれらが、

「炎症」と「不安」

を引き起こし、我々の体調不良を引き起こしていると。

炎症への対処法

 「炎症」の代表例として、

  • 環境
  • ストレス

が本書では紹介されています。

 

については

腸内細菌が重要な役割を果たすため、

古代人と比べて、少なすぎるものを増やす

  • 発酵食品 - 納豆、ヨーグルト、キムチ 
  • 食物繊維 - 野菜、フルーツ

反対に、

古代人と比べて、多すぎるもの・存在しなかった新しいものを減らす

  • 加工食品 - ファーストフード、スナック菓子、清涼飲料水 
  • 化学物質 - タバコの煙、抗生物質

ことが大事であると述べられています。

やはり、
食事は重要ですね。当たり前のことと分かってはいても、意識しないと発酵食品・食物繊維を食べる量は増えないので要注意です。

ちなみに、

おすすめなのは、野性的な環境に身をおいて生活することらしいです。

 

環境については、

  • 自然 - 太陽、アウトドア、公園、観葉植物、デジタルの自然
  • 友人 - 接触時間、同期行動、信頼

がキーワードです。

これらが、古代人に比べて少なすぎるということですので、これらを増やしましょうということになります。

なお、
「自然」といっても、人工的なものでもよいらしく、映像や音声、画像を通して自然に触れるだけで効果があるということらしいです。

人間の脳って、だまされやすいものだなと感じます。逆に言うと、うまくだまして有効活用しましょうということですね。

 

また、

古代においては、小さな集団だけで生きていたため、

❞人間の脳はもともと、見知らぬ他人とうまく人間関係を作れるように設計されていない❞

と補足説明がなされています。

なので、
現代人が他人とのコミュニケーションに悩まされることは、遺伝のミスマッチによる当然に起こるものだということです。

このことを理解していると、ある意味諦めがつくというか、必要以上に悩むことはなくなるかもです。

 

ストレスについては、

  • 睡眠
  • 運動
  • デジタル断食

が重要であると。

これらは、なんとなく言わずもがなですよね。

 

不安への対処法

古代人と比べて、未来が遠すぎることが不安の原因。

「不安」の問題を解決するためには、

  • 価値 - 古代には単一的な価値観しかなかった
  • 死  - 古代においては死が身近だった
  • 遊び - 古代においては、遊び=生活だった

がキーワードとして挙げられています。

 

価値においては、

  • 自分の価値観を探す
  • 他者貢献する

ことで、
今の自分の行動に焦点をあてて(未来を近づけて)不安を和らげるとともに情熱が湧き、だれかに貢献したという感覚が幸福感をもたらしてくれると。

これらは、
7つの習慣の原則であったり、アドラー心理学の考え方(共同体感覚)に通じるものがありますよね。

 

では、

だれもが、無意識下において死の不安を持っているということですが、

  • 畏敬 - 自然、アート、カリスマ
  • 観察 - マインドフルネス

が不安解消のためのキーワードです。

これらに触れる回数が多いほど、不安のレベルが下がるということです。

日々の生活の中にうまく取り入れて、少し無理してでも実践したいですね。

 

最後に、遊びですが、

古代人に近い暮らしをしている狩猟採集民族は、日々の仕事を「遊び」に近いイメージでとらえているようです。むしろ、遊ぶことが、イコール生きることであるとのこと。

つまり、
古代人に比べて、現代人の仕事のやり方には「遊び」の感覚が少なすぎるということですね。

では、
どうやって「遊び」のイメージを持って仕事ができるかですが、

  • ルール設定 -下位プロジェクト分析、インターバル設定、3のルール、イフゼン・プランニング 
  • フィードバック化 - 作業トラッキング(記録)、アカウンタビリティチャート、メタ認知(自分に質問)

がキーワードとして紹介されています。

インターバル設定では、「ポモドーロテクニック」が有名ですよね。

「3のルール」は、今日・今週・今月・今年それぞれで「やり遂げたいこと」を3つ書き出して実践するだけ(加えて、毎週末にレビューして、うまくいったことを3つ・改善できることを3つ書くと、よりベター)ですが、「3」という数字が人間の脳の認知リソースを有効活用するのに最適だといういうことです。

 

おすすめの自己啓発本、【最高の体調】

おすすめの自己啓発本、【最高の体調】。

❞この本の目的は、日々の不満や不調を根こそぎ解決し、最大のパフォーマンスを引き出す手伝いをすること❞と宣言されている通り、この1冊を読めば本来の自分を取り戻すきっかけになるかもしれません。

まずは、
自然との接触を増やすことからでも始めてみてはいかがでしょうか?

ぜひ手に取って読んでいただきたい1冊です。

 

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