【チーズはどこへ消えた?】おすすめの自己啓発本 ~書評・感想
おすすめの自己啓発本【チーズはどこへ消えた?】。
英語原題は「Who moved my cheese?」。
20年前の本ですが、今だに書店では平積みになってることがありますよね。ロングセラーとなっているこの本ですが、いつの時代にも通用する普遍的な価値観が示されている1冊ですよね。
おすすめの自己啓発本【チーズはどこへ消えた?】
著者は学者 童話のような1冊
著者のスペンサー・ジョンソン氏は、アメリカの医学博士・心理学者です。
内容は童話のような感じです。
しかし、見た目も薄い1冊で少ないボリューム、黄色い表紙同様に軽いタッチの物語でありながら、物語が発する分かりやすいメッセージは、ビジネス書としていたるところで紹介されています。
出版以来、全世界で3千万部くらいのベストセラーということなので途方もない1冊ですね。
Who moved my cheese?
日本語のタイトルは、「チーズはどこへ消えた?」ですが、
英語のタイトルは、
- Who moved my cheese?
つまり、
- だれがチーズを持って行った? = 他人のせいにしている
ということかと思うのですが、日本語と英語でかなり印象が違いますね。
英語原題からは、他人に責任を求めるのではなく、
原因自分論で考えることができるかどうかが、分かれ道
というメッセージがにじみ出ています。
2匹のネズミと2人の小人
この本のメインキャラクターは、2匹のネズミと2人の小人。
消えたチーズに対して、それぞれが異なる行動を示すことで物語は進んでいきます。
そして、この消えたチーズが象徴しているのが
- 変化
かと。
童話のような作品なので、ネズミと小人の行動にはやや極端なものもありますが、チーズを自分の最も大切なモノ・価値観に置き換えて考えてみると、あながちバカにできない内容です。
変わろう
ということで、「変化」がキーワードのこの1冊。
チーズを自分の最も大切なモノ・価値観に置き換えた場合、以下のどちらの思考をすべきでしょうか?
- 変化は起きない
or 変化は起きると考える - 変化は予期・探知できない
or 変化を予期・探知する - 変化には適応できない
or 変化に適応する - 変われない
or 変わる - 変化は楽しくない
or 変化を楽しむ
コロナが分かりやすい例ですが、常に変化が起こり続ける時代ですから、答えは明白ですよね。
しかし、取返しがつかない事態にならないと、なかなか行動に移さないのが普通かもしれません。
そうならないためにも、
おすすめの自己啓発本【チーズはどこへ消えた?】は、すべてのビジネスマンが繰り返し読むことが必要な1冊かもしれませんよ。