【書く技術・伝える技術】おすすめのビジネス本 ~書評・感想(理論編)
おすすめのビジネス本【書く技術・伝える技術】。
仕事の効率をグンと上げるビジネス・ライティングの法則・トレーニングが満載の1冊です。
基礎編に続き、 今回は「理論編」。ビジネス・ライティングの「7つの法則」についてです!
【書く技術・伝える技術】おすすめのビジネス本(理論編)
経験ではなく、理論を学ぶ
本書では、伝達性・論理性・作業性の高い文章を書くにあたっては、
とされています。
これらの法則は欧米では当たり前のテクニックであり、必ず大学で1年ほどかけて身につけるもののようです。
つまり、前回の繰り返しになりますが、
ライティングの力は、学習することで身に付くのであって、経験では身に付かない!ということです。
ビジネス・ライティング「7つの法則」
やっぱり「メンタルモデル」への配慮が重要
「7つの法則」の詳細については、ぜひ本書を手に取って読み解いていただきたいのですが、
結局は、読み手に負担をかけないために、
「メンタルモデル」への配慮が重要!
ということが「7つの法則」の全てに通じるポイントではないかなと私は感じました。
つまり、
・冒頭に重要情報を要約して、読み手のメンタルモデルをまず作り
あとは、作り上げたメンタルモデルを崩さないように
・パラグラフ(段落とは違う概念)を「上手に」使って書く
・ワンセンテンスにワンイシュー
・無駄なく簡潔に書く
・同じ構成、同じ表現で揃えて書く
といったようなことが「7つの法則」として分かりやすく解説されています。
パラグラフと段落は違う?
「7つの法則」においては、メンタルモデルの次に
「パラグラフ」の概念を理解することの重要性
が強調されているように思います。
この「パラグラフ」は、日本式の「段落」とは全く異なる概念として本書では使用されている表現です。
「パラグラフ」を使わずに、論理的な文章を書くことはほぼ不可能とさえ述べられています。
つまり、
- 段落(多くの日本人)
文章が長くなったので、そろそろ改行しようか
の発想では、論理的な文章を書くことはできない。
- パラグラフ(欧米の常識)
あるひとつのトピックについて述べることを目的とした文の集まり
をしっかりと念頭に置いて、文章を作り上げていくことが大事だということですね。
「書く技術」が驚くほどアップする!
本書は1冊の中で、基礎編・理論編に加え、豊富な実践トレーニングにより構成されています。
これらの内容をすべて身につければ、『書けない悩みが一気に解消!』と銘打ったサブタイトルのとおり、あなたも文書作成時の悩みから解放されるかも?です。
「書く技術」が驚くほどアップするビジネスライティングを学ぶことができる【書く技術・伝える技術】は、すべてのビジネスマンにおすすめの1冊です。