【書く技術・伝える技術】おすすめのビジネス本 ~書評・感想(基礎編)
おすすめのビジネス本【書く技術・伝える技術】。
仕事の効率をグンと上げるビジネス・ライティングの法則・トレーニングが満載の1冊です。
「書けない」悩みが一気に解消!と銘打ったサブタイトルのとおり、この本を読めばあなたも悩みから解放されるかも?です。
【書く技術・伝える技術】おすすめのビジネス本
著者は理系出身
著者、倉島保美さんは、東大工学部卒でNECに勤めていたという経歴の方ですね。
現在は、(有)ロジカルスキル研究所というところの代表取締役をされながら、ライティングなどの指導を企業・大学等で年間150回以上行っているとのこと。
ビジネス文書で求められるもの
本書では、伝達性・論理性・作業性といったような、
がビジネス文書で求められている、と述べられています。
しかし、
書き手も読み手も「負担がかからない」文章って?どんな文章なの?と思うのが普通の日本人かもしれません。
著者曰く、欧米では当たり前のテクニックであるが、一方、日本人は学校などで学ぶ機会が無いため悪文が横行しており、日本のビジネス文書のほとんどが効果的なコミュニケーションを阻害するものだと。
つまり、
ライティングの力は、学習することで身に付くのであって、経験では身に付かない!ということですね。
仕事の効率が上がる!
「読ませない」文章が大事
著者曰く、「書く技術」が身に付けば仕事の効率が上がる、そして、文章の良し悪しがビジネスの成否を分けると。
つまり、「書く技術」は強力なビジネスツールであるということです。
その、「書く技術」の基礎として
「読ませない」文章を書くこと
が本書では強調されています。
「読ませない」文章とは、読み手に「負担をかけない」文章ということですが、それでいながら、必要な情報だけを伝達することができ、内容を一読で理解してもらえるとともに、重要な情報を記憶に残せることも大事だ、ということですから、これを体得するにはなかなか骨が折れそうです。
メンタルモデルへの配慮
著者曰く、読み手が文章の内容を一読で理解できることと、読み手の予測通りに文章を展開することとは深い関係があるとのこと。
つまり、
・読み手にできるだけ明確なメンタルモデルを作らせてから、
・読み手のメンタルモデルによる予想通りに文章を展開する
という配慮をすれば読み手の読解速度が飛躍的に向上するということです。
認知心理学も駆使して文章は書かないといけない、ということですね。
「書けない」悩みが一気に解消!
本書は、上記をはじめとした内容を基礎として、具体的な7つの法則についての解説と、豊富な実践トレーニングにより構成されています。
これらの内容をすべて身につければ、『書けない悩みが一気に解消!』と銘打ったサブタイトルのとおり、あなたも文書作成時の悩みから解放されるかも?です。
仕事の効率をグンと上げるビジネス・ライティングの法則・トレーニングが満載の【書く技術・伝える技術】は、すべてのビジネスマンにおすすめの1冊ですよ。